そうさおまえはスターゲイザー

スターゲイザーは星を見つめるもの、という意味で、天文学者、とか、占星術師、とか、夢想家、という意味がある。らしい。編集者は言い換えると、スターゲイザーなのかも。

夜がまた逃げていった

 定期的にこの歌のお世話になるようにできているのだろうか……。

 http://music.yahoo.co.jp/shop/p/53/26412/Y013319

 思えば、この歌をはじめて聴いたとき、まだ二十歳かそこらで、叶うことのない想いにからめとられて、身がよじれそうになっていた。

 "何も答が出てないぢゃないか"

 夜明け前ラジオから流れたこの歌に、はっとさせられて、涙がぼろぼろとこぼれた。

 携帯を握りしめ、けりをつけるために電話をかけようかメールをしようか、悩んでいるうちに、時間はだんだんと経っていき「この時間ケータイ鳴ったらそらうざかろう」な時間になり、また思い悩み、気がつくと空がうっすらと明るくなっていき、また一日がはじまってしまう。そんな毎日を過ごしていたときに、ドンピシャすぎたこの曲。今思えば、いや当時もかなりわかってたけど、中学生的アイタタ悶々タイム……。吉井和哉いわくこの歌は中学生の心情を歌ったものだとか言ってたような言わなかったような。

 それから何度も似たような時間を相手を変えては過ごしてきた私。
 私にとって「パール」とは、恋愛にかぎらない、ありとあらゆる悩みの時間を包み込む歌であり続けた。

 ここにきて、また、なのか?
 またその波が来てしまうのか?

 でも今は前とは違う気持ちでこの歌を聴いている気がする。
 というかこの歌を聴くと、だめな自分を甘やかしてしまうんで、いい大人になったら、そんなにこの歌に逃げてちゃだめだよなあー、とも思ったりして。
 
 駄目なら「バラ色の日々」があるさ

(人生のどん底期その1、だった19歳〜20歳にかけて、私にとってTHE YELLOW MONKEYの最後のアルバム『8』は、あまりにもドンピシャすぎて、今、聴くと辛すぎる…かもしれないなと思って、もう何年もアルバムを通して聴いておりませぬ。でもそのときに『8』がなければ、一体どんな悲惨なことになっていたかと思うと、ほんとに吉井さんには足向けて寝られないっすよ)