そうさおまえはスターゲイザー

スターゲイザーは星を見つめるもの、という意味で、天文学者、とか、占星術師、とか、夢想家、という意味がある。らしい。編集者は言い換えると、スターゲイザーなのかも。

そうはいっても

 自分の全てが、恋愛だけでできていないことにたまにほっとする。
 間違いなくとらわれてはいるけれど。

 でも足枷をふっとはずしてくれるのが、恋愛とは関係ないところで出会うひとだったりするのだし。

 この二日ばかり、そんなことを考えた。

 あいかわらず合いたいときに合えないでひとりうじうじしたりもしてるのだけど、
 以前仕事で知り合った人に、久々に再会して、「この仕事、戻ってきたんですね〜」といわれる。
 むこうはそれがよいことだと思ってるのだけど、個人の意思によるものではないし、まだじぶんでも今の状況に対する疑問や不信はいろいろあるから少し複雑な気持ちで相槌をうっていると、「あなたの顔を見かけると、なんだかほっとするんですよ」といわれた。思いがけない言葉で、びっくりしたけれど、心が軽くなったのは事実。

 いつでも、自分が、何かを閉ざして跳ね返しているんだ、と思う。

 ここにいていいんだよ、なんてストレートにいわれることはあまりない。
 でもみんなほんとはそう言ってほしくてもがいてる気もする。
 だから「いなくてもいいんだ」と思ってしまうと、そこから離れたくなる。
 私は、「ここにいたい」と思っているわけではないから、いつももがいている。
 でも、思っている以上に、ここにいていいんだと、いろんな人に言ってもらってる。
 ぜいたくなことだ。
 だからそれで全てがOKとはならないけれど、そう思ってくれる人がいることだけはわすれてはならない。
 それをわすれたら、いろんなことが雑になるだろう。

 私はすぐ、自分のことを否定しがち。
 自分に自信がないから、というのと、そのことで、自分に責任を負いたくないから、
 だと思う。
 
 そんな私を頭から叱りはしないけれど、やんわりと、だめだよ、と言ってくれる人がいる。
 
 素直にありがたい、といつも思う。
 正直、ちょーうれしい。っていいたくなるくらい(笑)。

 それから、自分のグダグダな精神状態とはまったく無関係に生きてる人にあってほっとしたり。
 最近、ちょっとマイブームな上司はいつでもハイテンションで、会うと、妙に安心する。
 

 今日も、全員がフォーマルな服装マスト!の場に、ポロシャツであらわれた時に
 ふしぎなほど、ほっとした。
 このひと、かわんないなあーと思ったのだ。
 道標っていうか、北極星みたいな人かもしれない。

 本人は、場違いな服装には気付いてて若干とまどっていたけど。
 そこがちょっとかわいくもあったりして。
 
 いろいろなことがあって、それでも、それだから、じぶんは大丈夫、って思える。
 私は、けっこう丈夫なやつだ。