そうさおまえはスターゲイザー

スターゲイザーは星を見つめるもの、という意味で、天文学者、とか、占星術師、とか、夢想家、という意味がある。らしい。編集者は言い換えると、スターゲイザーなのかも。

自分対談5

「さあ、これまでのブログのなかで最大の更新回数/日になってきました自分対談」
「やー、よく喋るなあ、われながら」
「さて、じゃあ、また話を続けるわけですけれども、どのへんがブラックなんですか?」
「ひねくれものですね。自称してるし、まあ、そうだなと思います。あと悲観的なところとか、疑り深いというか慎重ですね」
「それがモロに出てますか」
「そうですねー。自分もそういうところがあるんで、わかるんですけど、私よりももっとダイレクトにそういう部分が出ますね。その分、私より優しい人だと思います」
「本人は優しぶってるといってるとのことでしたが」
「うーん、でも無意識にそうなっちゃってる部分もあるんですよ。そうしなきゃ、とおもってるうちに、自然にそうなってるという部分があるんじゃないかな。あと、その優しさに酔うことはないですね」
「ああ、あなたの嫌いな優しい男ではないと」
「優しい人が嫌いなんじゃないですけど…だいたい、自分がパニックなときに人に優しくするのは難しいでしょ。そういうのを無視して優しい人が好きっていうのはなんか違う気がするわけです。こないだ『優しい人が好き』っていう友達と喋ってたら、彼女いわく「好きなタイプをこたえるときに、顔とかのスペックは男の人は自分があてはまらないと思ってスルーしちゃうけど、優しい人っていうのはいけるって思うんだって」と言ってたので、そういう自分で「オレって優しい」って自覚しちゃうのはダメなんですよ。それは優男なわけで、優しいとは違う」
「語りますね〜」
「、っていうのを男の人の前で言うからいやがられるんですよね〜」
「ああ、自覚してるの」
「してるよ! だから最近は優しさ問題には触れないですけど」
「問題なんだ」
「問題だよ。だいたい最近の男の人ってほとんど『優しい』でしょ。だからさっきの友だちの話も頷ける部分はあって、『優しい』っていうカテゴリに当てはまらない人のほうが少ないんだよね。だから『優しい人が好き』ってのは誰でもいいってことでもあるんだよ!!そんなでいいのか、男は!!」
「でも、彼の優しい部分が好きなんでしょ」
「それはね。なんというか、そういうふうに人に優しくするのは難しい、というポイントでも優しかったりする、気がするので。だから覚悟ある「優しぶる」なんだと思いますよ。基本は他人に厳しい人だということも最近わかったし。厳しいなーと思って、はっとさせられてこわくなったりもしますよ」
「ははあ」
「だから、自分もいつか厳しくされる気がする」
「出た悲観主義
「あんまりだらしなくできないですね、彼の前では」
「あんなに汚い部屋を見られておきながらよく言うね」
「…。ほんとにねえ。まあいちばんヒドイ状態ではなかったと」
「いや、十分ひどいよ!!! あんた自分に甘すぎだよ!!」
「なんかコントっぽくなってきてますよ」
「だんだん内容がつきてきたんじゃないですか。じゃあ彼の話に戻りますか。あと、どういうところがブラックなんですか」
「意地悪ですねー。でもそう言ったら知ってるでしょ、といわれてしまいました」
「いじわるされてるんですか」
「されてないと思うんだけどなあー、まあ、私がブラックな人間ということをあえて指摘してくるあたりは彼なりのいじわるなんじゃないですか」
「惚気ですか」
「いや、違うと思いますけど」
「しかし、あなたにしては、確かに沈黙をたもってますね。前だともっとだだもれてたんじゃないですか」
「それは、やっぱり想像上のものだったからじゃないですか。私が彼のことを好きだということが、自分のうちにだけあったものだから、逆にもれたんだと思います。好きでいるのも、好きじゃなくなるのも、自分次第、自分の心のうちだけのことだったし、誰かに判断してもらいたかったのかも。話すことで、周囲の反応から判断しようとしてた。でも今は相手の反応に左右される部分がすごく大きいし、事実として存在する相手の言動を気安く人に話せなくなってしまったんですよね」
「相手もけっこうあからさまですよね」
「そうですね。ちょっとメールとか見られたらまずいですね。こないだ、会社で携帯のメールみてたら、うしろに先輩が立ってて焦りました」
「うかつですね」
「まあ文面までは見えてなかったと思いますが、誰とやりとりしてたかくらいは見られたかも」
「会社でメールしちゃダメですよ」
「ほんとにね〜。でもまあ、会社にいるときにメールすることはあんまりないですね」
「ちなみにどんなメールなんですか」
「それはいえません」
「ちょっと書いてるやんけ」
「それでもいえません」
「あれよりもっと恥ずかしいメールしてるのか!!」
「ノーコメントです…っていうか恥ずかしいというより、それを公開しても、意味がないようなメールですね、最近はエコロジー問題とかの話したりしてます」
「真面目ね〜」
「そうでしょ。で、今日は真面目だね!って言ったらいつも真面目だよと返ってきた」
「あっそー。じゃあ、そろそろ番組終了します」
「いきなりだなあ。でも、ちょっと最近のもやもやが晴れましたね」
「今日はありがとうございました。みなさん、またお会いしましょう」
「さようなら」