そうさおまえはスターゲイザー

スターゲイザーは星を見つめるもの、という意味で、天文学者、とか、占星術師、とか、夢想家、という意味がある。らしい。編集者は言い換えると、スターゲイザーなのかも。

とつとつと凹凹

 ふいにイエローモンキーの「NAI」が頭を回りだす。

 「何もないあなたと何もないわたし」

 「きりきり胸がいたむのはなぜかしら」

 「どこかに消えてしまいそう」

 あたりがフラッシュバックするかのように芯に刺さる。
 

 むこうには「何もない」どころか「何でもある」ように思えるし
 歌詞にあるように「燃えるように」「愛し合って」もいないけれど
 この歌に漂う空虚感が今の気分に合致するのだろう。

 どこかに消えてしまいそう。

 そう思って泣きたくなったらもう重症だ、と思う。
 がっつりはまっている。

http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND55853/index.html

 「あなたが線だけになってしまう夢見て泣いたの」

 こういうこと、これに近いこと、マジであるんです。
 それがサインだ。
 深みにはまっているという。

 でも
 好きな人が光に包まれて、自分を置いてどこかへ行く夢を見ると
 何かの終わりなんだろうか、と思ってしまう自分がいる。

 ☆☆☆

 こないだとある人と久々かつ初めて二人きりで飲んでいて、
 ついついお酒とテンションと場の空気にのせられて喋ってしまった。
 その人はアドバイスをくれたし、
 話したことで楽になったところもあったけれど、
 言葉にしてしまうと「どうにもならなさ」「どうにもできなさ」に気付いて胸が詰まる。

 「オレのアドバイスで駄目になっても責任はとれないから(笑)」
 その人はそう言ったけどアドバイスどおりに行動して駄目になったら
 責める相手ができて逆に楽になれるかも、なんて卑怯なことを思う。

 一緒にいるときに話すことが広がってきているし
 心の距離は近付いてると思う、そう信じたい。
 でもそれは「人として」仲良くなっただけで、実はなんともなってない。

 その人は奇しくも「おまえって倒れるときも前向きだな」と言ったことがある。
 そうありたい。けど、どうなんだろう。
 今は、心の距離が縮まった分だけ
 駄目になったときに「受ける衝動波」も大きいのだと思って、
 そのことが恐くなってきてしまっている。 

 勢いでカメラにおさめた彼の笑顔を見返すとかえって辛い。
 
 なんだかなあの日日だ。

 ないないないないない…

 ってシブがき隊じゃないよー