そうさおまえはスターゲイザー

スターゲイザーは星を見つめるもの、という意味で、天文学者、とか、占星術師、とか、夢想家、という意味がある。らしい。編集者は言い換えると、スターゲイザーなのかも。

『THE WOW-CHOTEN HOTEL』

 ここんとこまともに休めていなかったので、同居人が半ば強制的にとらされた休みにあわせて休みを取り、二人で出かけることに。

 せっかく水曜日だから映画を観よう!ということで『THE有頂天ホテル』をチョイス。つばめグリルでお昼を食べた後、渋東シネタワーに向かったらば、サービスデー、雨、レディースデー、そして大ヒット作、ということで劇場はめっちゃ混んでました。
 なんとか二階席を陣取り、映画鑑賞。さすが三谷幸喜しょっぱなから笑いとってます。映画は最後まで爆笑の連続で、わたしも笑いっぱなしでした。ま、わたしはどうがりさんに「もしかして笑いの基準すごくひくくないですか?」と指摘されたぐらい笑いに関してゆるい人間ですけどね。

 不満もないではなかったけど(特にキャストに関して)1000円でこれだけ笑えればじゅーぶんでしょ!という感じ。小ネタ大ネタともによく練られていて面白かったです。ストーリーは「新年を迎える老舗ホテルを舞台にしたどたばたコメディ」、これで十分かな(笑)

 その後自由が丘へ移動して雑貨屋めぐりなどをする予定だったが、あまりにも雨がふるもんで、そこそこに渋谷へ。パルコで雑貨を見てパスタ鍋買ってまたバスにゆられて帰宅。
 買い物してパスタを作って食べました。シンプルにミートソース。そして、同居人が作ってくれたブタの細切れ肉と白菜のスープが激ウマでした。 

 ※以下は「有頂天」のネタばれ含む感想。  とりあえずキャストについてひとこと言っておきたいこと。舞台出身のひとにありがちなことだけど時としておなじみのキャストがそろいすぎるあまり、それが鼻につくことも。今回は三谷作品におなじみな人ばかりで、オールスターキャスティングともいえるけど「またこいつらか」って感じも無きにしも非ずだったです。ただ脇役はけっこう楽しめた。西田敏行の付き人役の梶原善はなんかやらしくてよかったなあ。あと相島一之とか池田成志とかはニヤッとしちゃったけど。

 香取慎吾 … 香取慎吾が嫌いなのではない。俳優・香取慎吾がモーレツに嫌いなのだ。とにかく演技が下手なので、見ていて苦痛に感じる。どーしてこれだけの芸歴を重ねていながらちっとも演技力が進歩しないのか。気がつけばいっぱい三谷作品に出ていますが、なんでかなあ…。こういう「大男、知恵が総身に回りかね」というのを地でいく人ってあまりいないから、ってことなんですかね。あ、言い過ぎた

 YOU … 嫌いじゃないけど、最近のYOUのもてはやされっぷりにはちょっと疑問が残る。最初はなんでYOUが?!と思ったけど、この映画でのYOUはかなり良かったです。ちゃんと歌ってたし。YOUの価値はキレイキャラじゃなくてオモロイキャラじゃないか?やっぱり。でもそれもごっつええ…の時がピークだったような気もするし…。ところでもう42歳ですか…。それにはビックリだよ。

 川平じえい … このうっとうしさがこの映画における役ではあっていたのでいーんです!それでいーんです!!! でもやっぱりうっとうしー顔だ。でも兄はけっこう好きだ。その違いはなんだ?

 もっと不満が出るかと思ったら忘れたな一日経ったら…

 伊東四郎の「顔」とか何度見ても笑っちゃうし、最後までニヒル佐藤浩市のヘタレなかっこよさ(矛盾)とか、オダギリジョーの役者根性を見た思いがしたあのオデコとか、役所浩司の見栄の張り方にみるいかにも三谷作品の男!って感じとか、松たか子のカタコト日本語とか、それぞれの細かいエピソードをつないでつないで、でも纏め上げてというのはさすが三谷さんだし、劇場で映画を観るという豪華な気分に浸れたけど、個人的には三谷作品のベストではなかったか、という感じ(今のところ「王様のレストラン」)。でも、何度見ても面白いだろうし、何度も見ると思う。ところで「ラジオの時間」を地上波で再放送してください。フジテレビさん。

 さて、次はダヴィンチコードを見なきゃだな