３９００円の服は買わないと決めた

　会社に行く途中に激安の服屋がある。安過ぎてちょっと買いづらいのだが、こじゃれたジャージが５９０円だったので思わず買いそうになった。ま、出勤途中だったので、というか、来客の時間にギリギリだったのでやめたけど。

　明日も５９０円だったら買おうかな、とか思いながら（安いだけあってからか商品の入れ替えが激しい）通販雑誌に載っていたジャージが３９００円だったことを思い出してもいた。

　３９００円。税込み４０９５円。買うのに迷いのない値段だ。まあ一回着てダメでも、１００００円のてろんとした素材を恐る恐る着た挙句一回こっきりで着られなくなったことを思えば腹もそんなには立たない。しかしこの値段の服って微妙だ。３９００円の流行ものは飽きがくるデザインのものが多いし、３９００円でスタンダードなデザインのものは、長く着られるほどいい素材の服ではない。

　ま、ワンシーズンで割り切ってと思えば高い買い物じゃないけど、引越しするときにいかに着てない安物の服が多いかを思い知らされそれでも処分するのに迷った私としては、あまり安物買いするもんじゃないなあと齢２５にして思うのであった。それでもやっぱり５桁の服は早々買えませんなあ。

　で、５９０円のジャージ欲しがってるんだから世話アないやね。でも人にジャージ着てそうといわれてからまるで催眠術にかけられたかのようにジャージ素材の服が気になるようになってしまった。もともと運動着に使われるくらいだから、着易いし動きやすいんだよね…。かたい服が苦手な私にはけっこうしっくりくるんですよ。

　まあ、宣言はしたけどこれからもきっと３９００円の服は買ってしまうと思う。でも迷ったときに、この呪文を唱えると、要らない服は買わなくなる…ような気がする。
　
　で、私が気になる通販雑誌→haco．フェリシモ形式でなければ買いたい服あるんだけどね…