そうさおまえはスターゲイザー

スターゲイザーは星を見つめるもの、という意味で、天文学者、とか、占星術師、とか、夢想家、という意味がある。らしい。編集者は言い換えると、スターゲイザーなのかも。

若さについて考える。湾じゃなくて。

 若さといえばつい「湾」と言ってしまう私ですが何か。

 浅田真央人気がすごいことになっているらしい。すっかりその波に乗り遅れ、土曜深夜にもそもそと「銀盤カレイドスコープ」なるフィギュアスケートアニメなどを飛び飛びで見ているアタイ25歳。

 ついちょっと前までフィギュアといえばミキティだった。ミキティの爬虫類っぽいスマイルに皆がどきどきして「ミキティ萌え~」とかゆってたのに、近頃調子の悪いらしいミキティは真央タンと並んでの記者会見でもいつもの笑顔はなく、真央タンが「真央はー、三回転をとびます。」とかゆってるのを見て若い若いとつぶやいていた。ミキティだってまだ18になったばかりなのに。「若い」って恐いなあ。

 先日の新人歓迎会では、とにかく新人になる大学生たちが若くって、社会人はみんなちょっと引き気味だったくらい。若さってはつらつとしてはじけているものだと思ってたけど、なんというか駄々漏れな感じだった。若さ駄々漏れ…。私から見ると二期下の子も十分若いのだが、その子でさえ「めっちゃ若い」って戸惑ってたもの。年はそんなに違いはしないけど、社会人と大学生の違いなのだろうか。ううむ。

 そうやってだだもれの若さだったりはつらつとした若さだったりを持っていた子らがいつのまにか大人になっていく。年齢だけではない「大人」になれればいいけれど、最近は老いも若きも量をわきまえず駄々もれな感じがする。どうも歳をとることってなにか増えていくことではなくて喪失だと思ってる人が多い気がする。だから、捨てなければならないものに固執して、捨てなければ得られないものを得ることができない。そうやって心の中身がすかすかの「大人」ばかりが増えていって、この先どうなるんだろう。と思う。

 でも永遠の16歳翔やンはすきだけどね(矛盾)。

 加齢と人間の成熟についてもっと考えてみたいし、実際普段からいろいろ考えているのだけれど、難しいなあ。私の口癖は「おとなって汚い」なのですが(なんでやねん)、いい歳のとり方をしたいと思う今日この頃。