そうさおまえはスターゲイザー

スターゲイザーは星を見つめるもの、という意味で、天文学者、とか、占星術師、とか、夢想家、という意味がある。らしい。編集者は言い換えると、スターゲイザーなのかも。

何が奈起におこったか

 日付のかわる直前に、前の部署の飲み会に誘われて行ってみた。先に合流していた後輩から「こっちに来てはいけない」とメールが来たので行くのをやめようかと最初思ったけれど、次のメールで入院していたという先輩もいると知らせてくれたので、行くことにする。昼間は会いそびれて快気祝いの品が渡せなかったので、それを渡しがてら。それにメールはしていたものの、逢うのは久しぶりだし。

 会場はカラオケボックス。10人くらい入れるところにびっしり男ばっかりいる。部外者ですんませーんと言って入ると「おう!よく来たな!」とご機嫌な上司。飲み物を頼んだ直後モーニング娘。の「恋愛レボリューション21」のイントロが流れ出し、後輩(♀)が「先輩も歌って!」とマイクを差し出す。しょうがないので立って二人で歌う。現場の雰囲気と、最初の洗礼から判断して「これは単なる飲み会ではない。社内接待だな」と合点し以降はそのように務める。といっても別にお酌はしないで場の盛り上がる曲を歌い続けただけだけど。まあこのような雰囲気はわりと慣れている。場内はおっちゃん度120%全開で後輩と私の二人が何を歌っても「ええなー。ええなー。」って感じ(関西人じゃないひともいたけど)。後輩がとどめに「さくらんぼ」を歌った日にゃー、もーおっちゃんたちメロメロですわ。かーわーいーいー。みたいな。私ですか? 氣志團の「One Night Carnival」を歌いました。「ええぞー、わかってるなー自分。」とおほめにあずかる。だって「もういっかい!」とかいえないもの。「俺んとここないか?」しかいえないもの。
 最後はなぜかみんなで「明日があるさ」を肩組んで揺れながら一番ごとに歌っていった。こんな俺たちに明日はない

 最後はその会のいちばんのトップの〆のお言葉。「やっぱ、おねーちゃんが居ると違うな!」だって。後輩が「おねーちゃんて! うちら(コンパニオンじゃなくて)社員ですから!」と抗議していたが「いや…悪い意味じゃなくて…やっぱりおねーちゃんがいると男は燃えるんだよッ」とたじろぎながらも熱く宣言する上司。もうなんでもいいや。そして上司をお見送りしてわれわれは三次会(カラオケが二次会だったそうな)へ。最初は女子二人でお茶でもしようと行っていたのだが、もう一人先輩Aさんを誘って、別の場所で飲んでいる先輩たちに合流することにして新宿へ。  新宿では先輩二人が深夜までやっている鮨屋でまったりしていた。夕方から何も食べていなかった私が「食べていいですか?」とがんがん頼みまくる横で先に飲んでいた二人はなにやら暗いムード。寿司ウマーイと言いながらなまこ酢やお椀まで頼むワタクシと軽く眠たげな後輩と子どもが生まれそうでそわそわするAさんが来てよかったのだろうか。しばらくしてさらに別の人たちが三人来て、仕事の話で暗くなる先輩Bさんを慰める会に。そんなBさんのところにさらに別の場所で飲んでいる先輩と上司から電話が。時間はすでに午前二時半。「なんか、呼ばれてるんですけど」と困り顔のBさんを「あっお疲れ様でした!」と明るく送り出そうとする一同。この時間に、もともと何のアポがあったわけでもないのに呼び出されるということの恐ろしさをみんなヨーク知っている。するとBさんは「えっ、来ないんですか、行きましょうよー」とみんなを誘おうとするのだが、それでもやっぱり送り出そうとする一同。結局ここで解散ということになって、Bさんと、同じ方面の二人を乗せてタクシーが一台いったところで「ダーツしませんか」と最近はまり気味の後輩の提案で残った5人でダーツをしにむかう。さらに一名くわわって6人になったところを二つに分かれてゲーム。単純なカウントアップというのとクリケットなる陣地取りゲームをする。結果。カウントアップは総合1位で、カウントアップの上位と下位にわかれて行ったクリケットは3人中2位(総合点数は4位)。最下位は最後に合流したCさんで、支払いを任せる。わーい!

 ここで時間はすでに朝五時である。しかし何を思ったか皆でバッティングセンターへ。人生初バッティングセンター。そのまえに後輩とプリクラを撮ったり太鼓の達人やったり。バッティングはあてるのに精一杯でした…。

 そして朝六時で、いい加減帰ろう!となる。ここで二人、バッティングで力尽きて帰ってしまった先輩と一人とあわせて三人が脱落。残り四名。あれ? 計算が合わない…と思ったら、ダーツ終わった頃にさらに一人合流してたなあそういえば。

 というわけで残った四人で朝っぱからドーナツ食べてアホな話をして帰宅。“てっぺん”からの参加で八時間ってどーいうことよ。