そうさおまえはスターゲイザー

スターゲイザーは星を見つめるもの、という意味で、天文学者、とか、占星術師、とか、夢想家、という意味がある。らしい。編集者は言い換えると、スターゲイザーなのかも。

プチ同窓会

 なんと三日も家に帰れなかった。女子失格のニオイがしそう(してたかもしれない)。

 もろもろの連絡待ち状態だったため、会社を離れられなかったのと、体力的にも限界に近かったため、少しの間を惜しんで会社の仮眠室で寝まくっていた結果なのだけれど。

 台風明けの金曜日。夜に仕事で千歳烏山。おうちにお邪魔して打ち合わせ。猫をかっていらっしゃる方なので、お茶を入れてくださっているのを待つ間猫に遊んでもらう。久々に猫パンチをくらって、痛いけど楽しい。途中、家の後ろで猫の集会がはじまる。夏の終わりの夕風が涼しかった。夜に帰社。ご飯食べて朝まで仕事。

 朝方に力尽きる。起きたら夕方五時だった。七時から渋谷でお芝居を見る予定だったので、急いで帰宅してお風呂に入って直ぐに向かう。家の前から渋谷駅行きのバスが出ていて、ちょうど家を出た瞬間にバスが来るのが見えたので飛び乗る。道がすいていれば30分以内で着くので、がたがたるれるバスの中で祈っていたら、ジャスト七時に到着。パルコ劇場でドレッサー。出だしから西村雅彦がかみまくってたけど、演じているうちに調子がでてきたのか、後半はなめらかかつ真に迫る感じ。個人的には舞台監督のマッジの役がよかった。(以下ネタばれ)  主人公は座長(平幹二郎)とその付き人(=ドレッサーという)であるノーマン(西村雅彦)で、シェイクスピア劇団の座長はワンマンで自分さえよければいいというキャラなんだけど、みんな彼に魅かれ、それゆえに振り回される。ノーマンは一秒ごとに入れ替わる座長の感情の起伏によりそいなだめおだて彼を舞台に立たせてきた。20年、彼についてきたマッジは、沈着冷静で、愛の告白を思わせる座長のささやきにも動じない。マッジはかつて座長への愛に希望をもったこともあった、と言うけれど今は仕事に徹する女となって、座長が形見にと渡した指輪をつき返す。ところが、座長は公演終了後に突如なくなってしまう。突然死した座長にローブをかけようとしたときに、「ああっ」とこらえきれずにうずくまるところはこっちも感極まってうるうるしてしまった。劇中で彼女は多くを語らない。座長に対する感情もいわゆる恋愛感情だったかはしれない。恋愛感情ということで言えばノーマンのほうがよほど深いくらい。でもノーマンもマッジもどちらもその思いの深さは報われない。報われない愛を何十年もかかえていることは可能なんだろうかと思った。

 終演後、中高時代の友人の集いにダッシュで向かう。うちの一人は翌日も仕事ということだったが、一次会後、私が来るまで待っていてくれたのに感激。今度はゆっくり話そうね。
 そのあと残った三人と一緒にカラオケ。tomocafe owner嬢のリクエストで「最初から今まで」(冬ソナ)「愛をとりもどせ!!」(北斗の拳)を歌う。後者は原曲キーで歌ったのだが、めちゃ高い。もともと声がひくい私には難行でした。出だしの歌詞は「YOUはSHOCK!」なんだよね〜ということで盛り上がる。みんな好き勝手に歌っていてとても楽しいカラオケだった。次はもっと歌いたい♪

 戻って仕事。別部署の人にいつも遅くまでいるよなーとまた笑われる。笑うならかわりに仕事をしてほしい今日この頃。ていうか深夜にそれ言ったり言われたりしてる時点でお互いサマーな今日この頃。もうすぐ夏も終りだす。