そうさおまえはスターゲイザー

スターゲイザーは星を見つめるもの、という意味で、天文学者、とか、占星術師、とか、夢想家、という意味がある。らしい。編集者は言い換えると、スターゲイザーなのかも。

ここで会ったが100年目

 会社近くの本屋に「間抜けには向かない職業」がなかったので、新宿で途中下車してブックファーストへ。ipodmini聴きながら新刊のコーナーを見ていたら誰かに呼ばれた気がして顔を上げるとぎゃぎゃっ、上司がいた。

 ぎゃぎゃって叫ぶほど嫌いな上司じゃないけど(むしろ好きなほう)、会社の外で会社の人に偶然会うということがほとんどなかったのでびっくりしてしまった。なぜだかお互い苦笑しつつ、すれ違い奥へ。今日は漫画をいっぱい買うぞ、と決めていたわけではないけれど、ブックファーストに行けばどうせ漫画を買ってしまうことはわかっていたので、それを大量に持っているところに出くわしたのではなくてよかった。

 んで今日買った本。
 雁須磨子「間抜けには向かない職業」
 伊藤理佐「おーいピータン!」7
 こうの史代「長い道」
 ケイケイ「ジュゲムジュゲム」5
 もとにざかなのにざ原作「殺し屋さん
 安野モヨコ働きマン」2
 円城寺マキ「プライベート・プリンス」1
 田中モトユキあおい坂高校野球部」2
 米沢りか「アクション大魔王」

 買いすぎだろ。
 あと、雑誌。
 「CUT」岡田准一がね…かっこいいんだよ…。
 「アエラムック ロック」ボウイがね…かっこいいんだよ…。  こんだけ漫画を買って、しかもジャケ買いもあるのに、今回ははずれなし!ビバ。「働きマン」も2巻のほうが面白いな。まあちょっと青年誌を意識した絵柄があまり好きじゃないんだけどさ。「殺し屋さん」バカな漫画。下ネタに弱い殺し屋さんにおおうけ。こうの史代はさっそくはまってしまっている。『夕凪−』が売れてどんどん他のも増刷・刊行されているようで、読む前はなんとなくちっって感じだったけど、またしてもすみません、ちゃんと戦争ものじゃないのも面白いです。「ジュゲムジュゲム」は性格の悪い女の人ばっかり出てきて、でもちゃんと面白いっす。「プライベートプリンス」は女の子の夢、異国の王子様もの。でも王子様の性格は悪いの。って最近こんな設定ばっかりだなあ。一巻なのに主人公と王子様がいきなりベッドイン(ちゅーか布団イン)しちゃってて展開速すぎる最近の少女マンガ…北川みゆきでさえ(うちら世代のえっち少女漫画家)けっこう時間かけてたのになあ。「アクション大魔王」いろいろなところにいってみよう!という宇野亜由美系漫画の先駆者、なのかな。ずっと円満だけど行ってるところは風俗とかコンドマニアとか下系です。でも自分では行かないところだからそういう意味では面白いなあ。あと脱毛の話と、ゆがみ矯正の話は参考になります。

 続き物はそれぞれそれなりに面白く。「あおい坂」敵キャラも濃いし、いいやつじゃんか!自称天才ピッチャーが、ぼこぼこに撃たれて初戦敗退になったときに泣きながら三年生の先輩を甲子園に連れて行きたかった、と言うのに言われた先輩がブワって泣いちゃうところに私ももらい泣き。それまでバカな言動ばっかりだったのに泣かせやがってコイツ。
 雁さんはゆっくり時間かけて書きますわ。