そうさおまえはスターゲイザー

スターゲイザーは星を見つめるもの、という意味で、天文学者、とか、占星術師、とか、夢想家、という意味がある。らしい。編集者は言い換えると、スターゲイザーなのかも。

この愛は墓場まで持っていく

というわけで書いたのに消えたイエモン+ヨシロビソング墓場まで持ってくぞベスト10をご紹介。(M)はイエモン、(L)はヨシロビです。
ヤプログの字数制限でひっかかるので、二回に分けて書きます!

NAI(M) イエローモンキー最後のベストアルバムの一曲目にも入っている、知る人ぞ知る名曲。LOVE LOVE SHOWのカップリングというところが渋い。「何もないあなた」と「何もないわたし」の哀しい恋の歌。奈起の奈を中国語読みすると「NAI」なんですねー。ということもあってかかなり好きな一曲になった。POP JAMで赤いライトの中で歌う吉井さんは印象的であった。そのビデオを何回も見ているうちに「あれ、イエモンって実はすげーいいんじゃないの」という気持ちになったのが本格的にはまったはじめかもしれない。
目の前が真っ白に光ってあなたが線だけになってしまう夢見て泣いたの」という歌詞が哀しすぎる。

TALI(L) 吉井和哉復活の最初の曲としてこれ以上はないだろう、というくらい素晴らしく思えた。「結婚しようよ」と歌詞にもあるように、いちおうウェディングソングなのだが、もうこれが四畳一間の暮らしを髣髴とさせる昭和のにおいのただよう歌で、これぞ真骨頂だと喝采をあげたものだった。「辛かった 楽しかった 積もうね 積もうね」という歌詞に泣いた。こんな歌でプロポーズされたら、ものすごいだめんずとも籍を入れてしまいそうだ。まあ、されてませんけど。

人生の終わり(M) 祖母にささげるレクイエム。たしかこの曲を作ったときはまだ吉井さんのおばあさまはご存命で「勝手に殺して…」と怒られたというエピソードを何かで読んだ気がするが、どうだったか。「血が泣いている」というフレーズが心にスーパーズガンと来た。家でイヤホンしてご機嫌で歌っていたら母が横に立っていて「血が泣いてるんだ、ふーん」とにやにやして言われたのがものすごい恥ずかしかった。それはそうと、わたしの葬式では必ずこの曲を流してほしいものです。

BLOWN UP CHILDREN(L) 「トブヨウニ」カップリング。同じくカップリングの「HATE」とともに、ヨシロビソングのベスト5に入る(まだ2枚しかアルバム出てないけど)。ライブで聴いたらきっと泣く。しかし、海外に行く友達にシングルをあげてしまったため、最近聴いてない。今度買って来よう。吉井さんはなんでかカップリングにものすごいいい曲を入れることが多いが、両A面にして、これもプロモ作ってほしかったなあ。じぶんの子どもの頃を思い出す「自転車漕ぎ出す夕暮れ」という歌詞が情景が浮かんできて好きだ。

聖なる海とサンシャイン(M) HMVで試聴したときに「人が海に流すのが涙なら抑えようないね」という歌詞の深さにめまいがした。2000年の終わりに発表されたこの曲はさりゆき20世紀を擬人化して「君」と歌っているのだと聴いたときに、吉井和哉の世界は深い、としみじみおもった。どっかの掲示板にあったレコ屋がつけたCDのラベルが「セイナルウニトサンシャイン」となっていた、というネタには笑ったなあ。ものすごく寿司屋っぽい歌になってしまうがな。