雨のち、幸せ。

　とある日、五時半に出社して六時半に退社するとき（ヤクザな仕事で御免）、ものすっごく久々なひとに会社の玄関で会って、思わず烈しく手を振ってしまいました。大先輩ですのに。

　このブログでもたびたびご紹介のダンディ先輩なのですが（ゲッツはしない）、まともに顔を合わせるのは二ヵ月半ぶりくらいだったので、きゃー！ってなかんじでテンションが瞬時にあがってしまいました。あー、やっぱりわたしこの人のこと大好きなんだわーと自覚。好きっていうか、なんつうかファンです。すっごい好きな芸能人に街中で会ったときみたいなテンションていうのかな。ちょっと違うかな。あいかわらずさわやかで、ダンディで（原色のスーツは着ない）、雨降り天気でも晴れやかな空気を身にまとってて。急いでいたので、ちょこっと会話を交わしただけだったけど、その１分で幸せになってしまった。ちなみに会話って「貸してもらったシガテラまだ読んでないんです」「あ、ゆっくりでいいですよ」「なんか終るらしいですね」「えっまじですか」「ネタ切れらしいですよ」「そうなんだーショックです…」「今度ちゃんと返します」「ほんとゆっくりでいいんでー」って感じでしょうか。短い。まじで立ち話。橘真（「天使とダイヤモンド」って知ってますか？）。でもこの会話でもわかるように私のよーなコムスメ（って年でもなくなってきたけど）にも基本は敬語なんですよ！そこがまたダンディなんですよ！（ターンもしない）。 　彼のように人と丁寧に付き合える人っていいなーと思う。そこもこの人のファンである理由かな。飲食店とかで妙に店員にぞんざいな口きいたり横柄な態度に出るオッサンってほんとに嫌いなので…「他山の石」として丁寧な対応を心がけているのですが。
　他人行儀なひとではけっしてなくて、ちょっと話してると結構くだけた口調になってきて、そこも好きだなー。私が「あこがれる」人って、敬語とため口の境目が絶妙な人が多い。大学からの友人Ｔさんもそうだし。

　しかし、ほんとわたしはこのダンディ先輩（だから、「ゲッツだぜ」って「ガッツだぜ」の替え歌も歌わない）を好きな理由だったら、五時間は余裕でしゃべれる気がします。気がするっていうか確実に。そりゃ皆に誤解されるよねー。でも彼氏を好きな理由は五時間しゃべれないが、みんな好きなアーティストについては何時間だってしゃべれるだろう？　そんな感じさ。（言ってるそばからぞんざいな口のききかたですんません）

　あと、歩き方も好きです。遠くから見て顔がわかんなくても歩き方でわかる（以下長くなるので略）。