あなたに逢いたい。

同期女子Ｙから電話があってしばしの雑談ののち何気なくこう言われた。

「昨日（同期の）Ｘ君から
『××（奈起本名入る）さんの彼氏会ったことある？』
って聞かれたんだけど」

　はあ？　（゜д゜）

　っていうか、
私も会ったことないんですけど。

私からまったく聞かされていなかったＹは（当然だけど）、
「えーまたまたｗカマかけてるんでしょ」と応じたところ
「ちゃうって。みんな知ってるって」と返したのだという。

　集団催眠か？

　Ｙは「…もし、ほんとにできたんなら教えてね」と言う。

そりゃーできたら言いますけど
いないのにいるなんて言えません！！（泣） Ｘの頭の中はどないなっとんねん、という笑い話でその電話は終わった。
　とりあえずいることを匂わせて、ソースを引き出そうという作戦をＹと練る。
なんか無駄な作戦会議だ。　

　その直後、たまたまＸとすれ違った。
するとおもむろに「彼氏できたん？」といわれた。直球勝負だね！
「は？」と返す。「っていうか知らない。私も知らない」
「うそつくなって」「ほんとにないってば」
「絶対やな！！」「なんでそんなムキになってんの(笑)」
「みんな知ってるって」「みんなって誰よ」
「Ｙさんとか」…君ってホントに面白いね。
「とにかくみんな知ってるから。で、誰よ？」わたしも知りたいっす。
「同業者？オーバー３０？」「なんでそんな具体的なの」
「ていうかみんな知ってるから。言ってよ」
って言われてもわたし、ウソ創作苦手なんで。

ともかくも、「ない」ことの証明はむずかしい。
めんどくさいししばらくこのバカ面白い人を泳がせておくか
という好奇心がおきて完全否定はせずにその場を後にした。

それにしても、なんでそんな話になったんだろう。なんかめっちゃ虚しい。
でもひょうたんからこまなら許す（だれを。ていうか何を。）

実のところ、伝染経路と話の出所であろう人はだいたいわかっている。
が、こういうことは否定してもきりがないのだった。
いっそ、Ｘに「彼氏できたん？」って聞かれたときに

「なっ…！！」

！Σ（゜□゜）

と応えておけばよかった。（ウソは言ってない）

っていうかほんとに作れって話ですか？

聞こえないね！！