そうさおまえはスターゲイザー

スターゲイザーは星を見つめるもの、という意味で、天文学者、とか、占星術師、とか、夢想家、という意味がある。らしい。編集者は言い換えると、スターゲイザーなのかも。

天国の階段をくだる

 お世話にもなり、頼りにもしていた上司が異動することになって、ちょっとブルーです。はっきり言って春からの新体制がけっこう不安だったりする。杞憂に終わるといいけど。

 で、仕事のプレッシャーとか、異動とか、その他もろもろで、ストレスがたまったのか、昨日飲み会の終わりに後輩の前で泣いてしまい、これまたブルー。一緒にいた先輩は「お前っていつも泣いてるな」と笑っていたが。すみません。泣き上戸です。でも後輩の前で泣くのはやっちゃいかんと思ってたんだけどな。けじめとして。最後は後輩に慰められ、いったいどっちが先輩やら。まあ後輩の前で泣くのは実は二回目だ。けじめなし。

 朝方家に帰って、アイスを食べていると(食欲だけがとりえです)、仲良しの先輩から前夜送ったメールの返信がきていた。実は前夜はその人が主賓のお祝いの会だったのだけど、仕事があるとかで、途中で帰ってしまったのだった。そのあと、なぜか異動の前倒し歓送迎会的な会になり、朝までだらだら飲む羽目になったわけだった。
 いろいろ落ち込んでいたので、わーいと浮かれてメールを返信して眠る。夕方起きて「天国の階段」を久しぶりに見ていたら(3週ぶりくらい)、あんなことやそんなことが起きて大変驚く。すっごいドラマである。韓流ドラマにはつきものの、不幸な運命に翻弄されるヒロインがチェ・ジウで、あまりにもすごい展開の連続に何話か続けてみていたのだが、忙しくここのところは見ていなかった。すると! 見ていない間にもものすごい展開があった(らしい)のに、なぜか話がよくわかるという(笑)すばらしい脚本のおかげで、今日も問題なし。っていうか、ヒロインが失明してそのヒロインを心から愛する義兄が角膜提供のために自殺するという壮絶な展開。えー!! しかも次回最終回!!  と驚いていると、メールを送った先輩から電話が。最後に送ったメールにいろいろ彼が帰った後のことを報告していたので、その確認電話だったらしい。朝まで飲んでましたよーと言ったら「カラオケ行ったの?」と聞かれた。この人とは二回しかカラオケに行っていないのに、なぜか私といえばカラオケというイメージがものすごく強いらしく(間違ってはいないけど)、こないだも一緒に飲みに行ったら二次会で「カラオケ行きますか?」と聞かれた。別にその人はそんなにカラオケ好きじゃないのに…「奈起さんカラオケ好きだから」と言うの。

 ちなみに昨日はカラオケ行かなかった。私は男の人とカラオケ行くのはあまり好きじゃないのだ、実は。なぜかというと私はほとんど男の歌しか歌わないため、男の人があまりいい顔をしないのです。カラオケには行かずに上司行きつけらしきおしゃれなラウンジ風のバーに行ったのですが、もーあの店行けないね。上司と先輩の下ネタトークに死ぬほど笑わされたもののお店の雰囲気はぶち壊しでした。べろべろの先輩を上司に押し付け託し、残った四人でもう一軒。このお店でワカモノらしくコイバナとかしてたら、感極まってなのかどうなのか(と思ったひともいたらしいが)涙がこぼれてしまったのでした。
 先輩がとてもいい話をしたのに感動したついでに、ここ最近のもろもろを泣いて発散したのでした。みんな(含む後輩)に頭をなでてもらって、あー恥ずかしい。

 ということはもちろん電話してきた先輩には言わず、楽しい話だけして電話を切った。ちなみに数年前に私がこの人に激ラブといううわさが流れ、ずいぶん困ったのだが、昨日の飲み会でもやっぱりその話になっていたのには人のうわさも75日って大嘘だよコラアと思った。ちなみにラブなのはほんとうだけど、それはエロースではないのです。が、このひとへの愛を語りだすと長いのでまたの機会にします。