笑顔
笑った顔が好き、と言ったら変な顔でしょ、と言う。
たしかに、ハンサムではない。
でも、笑うととても無防備な顔になるので、そこが好きなのだ。
というか、そこを好きになったのだと思う。
優しい人だと思う。
と言ったら「やさしぶってるんだよ」。
というところも含めて、優しい、と思うけれど、それをいうとキリがないのでいわない。
でもたまに、その優しさゆえに悲しくなることがある。
彼はわるいやつ、で嘘はつかない、だけどほんとうのこともいわない。
だから、彼が何もいわないときは、そこに重々しいほんとうのこと、があるときなのだ。
言葉にしてはいけないほどの。言葉にすればその重さに押しつぶされてしまうほどの。
嘘をつかない、けれど、ほんとうのこともいわない彼が、嘘をつくときがある。
彼が、ほんとうのことをいわないのは、優しさなのだと思う。
彼が、私には嘘をつかないのも、優しさなのだと思う。
けれど、その優しさが私には辛い。これはわがままだとわかっているけれど。
ときたま、わかるくらいの嘘をついてくれたら、あんまり好きにならずにすむのに。
いやになるくらいに、まっさらだ。まっさらで正直だ。
だからいつもわらっていてほしい。
わらっているときは、ほんとうで、嘘もついていなくて、まっさらだから。
たしかに、ハンサムではない。
でも、笑うととても無防備な顔になるので、そこが好きなのだ。
というか、そこを好きになったのだと思う。
優しい人だと思う。
と言ったら「やさしぶってるんだよ」。
というところも含めて、優しい、と思うけれど、それをいうとキリがないのでいわない。
でもたまに、その優しさゆえに悲しくなることがある。
彼はわるいやつ、で嘘はつかない、だけどほんとうのこともいわない。
だから、彼が何もいわないときは、そこに重々しいほんとうのこと、があるときなのだ。
言葉にしてはいけないほどの。言葉にすればその重さに押しつぶされてしまうほどの。
嘘をつかない、けれど、ほんとうのこともいわない彼が、嘘をつくときがある。
彼が、ほんとうのことをいわないのは、優しさなのだと思う。
彼が、私には嘘をつかないのも、優しさなのだと思う。
けれど、その優しさが私には辛い。これはわがままだとわかっているけれど。
ときたま、わかるくらいの嘘をついてくれたら、あんまり好きにならずにすむのに。
いやになるくらいに、まっさらだ。まっさらで正直だ。
だからいつもわらっていてほしい。
わらっているときは、ほんとうで、嘘もついていなくて、まっさらだから。